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TIS、UiPathの導入・サポートサービスに「オートメーションプラットフォーム活用支援メニュー」を追加

 TIS株式会社は27日、同社が提供しているUiPath製品の導入・サポートサービスに、RPA導入効果を最大化させるオートメーションプラットフォーム活用支援メニューを追加すると発表した。

 TISは、幅広い業界・業務知識や大規模システム構築プロジェクトの推進ナレッジをベースに、RPA導入の目的達成に向け、UiPathに関する導入前のPoCから本格導入、運用保守、トレーニングなど含めたラインアップを提供している。

オートメーションプラットフォームのイメージ

 オートメーションプラットフォームは、RPAをはじめとする、AIやローコードツールを組み合わせた総合的な業務の自動化基盤。今回追加するオートメーションプラットフォーム活用支援メニューは、UiPathの「Communications Mining」や「Document Understanding」などの新たなAI製品や、iPaaS、生成AI活用チャットボットなど先進ソリューションと従来のRPAとの組み合わせをサポートし、さらなる業務の効率化を実現する。

 メニューを活用することで、これまでRPAで対応できなかった業務や、RPAで自動化したものの課題が残った業務の解消が可能になり、さらなる業務自動化が実現できると説明。また、多くの業務効率化を支援し、豊富な実績を持つTISのエキスパートチーム(UiPath Japan MVP他)により推進するとしている。

オートメーションプラットフォーム活用支援メニューの概要

 オートメーションプラットフォーム活用支援メニューは、「業務課題整理ワークショップ」「PoC」「本格導入」の3つのステップで構成される。

 「業務課題整理ワークショップ」のステップでは、これまでRPAで自動化することが難しいと判断されていた業務や、自動化したものの課題の残る業務を再度整理し、現状把握と業務課題の抽出を行う。また、整理された課題に対して優先度を付け、UiPathの各製品、または他ツールにて解決可能かを、企業のUiPath、RPAの利用経験を問わず、業務に精通する人(3~5人程度)とTISのエキスパートメンバーを含めディスカッションする。業務課題整理ワークショップは無償提供する。

 「PoC」のステップでは、課題整理ワークショップにてディスカッションをして検討した解決策に関して、妥当性や実現性評価のためにPoCを行う。参考価格は200万円(税別)から。

 「本格導入」のステップでは、PoCで妥当性を評価した後、本格的な導入に向けてプロジェクトを推進する。環境構築、運用・内製化支援など幅広いメニューを提供する。参考価格は300万円(税別)から。

 TISは、すでにRPAを活用しているものの、さらなる業務効率化やハイパーオートメーションへの推進に課題を抱えている企業に対し、オートメーションプラットフォーム活用支援メニューを提供すると説明。今後も、UiPathの製品拡張や市場性を踏まえ、新たなサービスメニューの追加を検討し、顧客の業務効率化を最大限支援していくとしている。